(ネタバレあります!)
心が痛い…。ピンクのバラの花束を抱えるヴァージル…。携帯持たない主義なのに持って振り回されるヴァージル…。洋服や化粧品や宝石を見る時のヴァージル…。クレアを探してオークションで恥をかくヴァージル…(あの肩の草!)。
ビリーよ!貴方の心を教えてよ!画家の夢とかぬかすなよ!
も〜…………。
私は「世界で一番幸せ!」な「世界が我らのものだったとき(キートン自伝より)」な瞬間のある映画が大好きで、これもそうだとは思うんだけど…でも…。
偽物の中にも本物がある、だけど…とは言っても…。
唯一の望みはクレアが「結末はハッピーエンドに書き換えた」って言ってたこと。
本当に…それだけを頼りに。
こんなに辛いのは、気持ちをヴァージルに入れすぎたからか。だって、このまま生きていったら私、ヴァージルのようになるんじゃないかって漠然と思ったのだ。
もちろん、私から盗む財など無いし…それにヴァージルは才能はあるだろうが、ものすごく努力をしてあの鑑定眼を得たわけで。(ビリーも努力しただろう。じゃあ才能の問題か?だったら良いのか?)
その前に…私には騙そうという人物もなく、近寄る人もなく、一人で…、と思ったらまた悲しくなった。